当院では、患者に継続的、個別的で質の高い看護を提供するため、また、看護の実践知を伝承し、看護師がやりがいを感じながら成長できるように、平成24年度後半から、プライマリーナーシングとペア・システム(2人1組となって看護を提供するシステム)を組み合わせた看護方式を導入しています。
当院はもともと、各病棟の患者数が20~30名と比較的少なく、患者の情報を共有し、継続的で個別的な看護を提供しやすい状況にあります。 また、看護師は各病棟20数名と手厚く配置されています。受持看護師(プライマリーナース)が、入院から退院まで中心となって看護計画を立案し看護を展開することで、患者との信頼関係を築きやすく、看護師もやりがいをもって仕事ができます。 さらに、ペアを組んで看護を提供することで、看護の質を保証すると同時に、看護の実践知の伝承や看護師の成長につながることが期待されます。また、新採用者や短時間勤務者もペアを組むことで安心して働くことができます。