新入職者受け入れ体制

新卒者

 学生から社会人に転換する新卒者は、新しい生活リズム、業務、人間関係など、大きな環境の変化、役割の変化に適応しなくてはなりません。当院では、新卒者が順調に職場に適応し、看護師として自信をもって成長と発達を続け、新しい役割を果たせるよう支援するために、受け入れ体制を整えています。新卒者には1年間、「プリセプター」がつき、さらに、プリセプターを支える「エルダー」、部署の「教育委員」「看護師長」「副看護師長」、そして「教育担当師長」が役割分担し連携しながら、新卒者の適応と成長をサポートします。各時期の到達目標はこちら
 各部署に配属される新卒者は、例年1~2名なので、部署の先輩たちは丁寧にゆっくり成長を見守っています。夜勤は4月下旬から5月にスタートしますが、十分に実力がつくまでは、プラス1の人員を配置しています。

経験者・中途採用者

 当院では新採用者の半数以上は看護経験者です。経験者は過去の臨床経験や習得技術の個人差が大きいうえ、当院のシステムやルールがわからないうちは、思うように動けないため、それまでの自己イメージや役割とのギャップに強いストレスを感じる傾向があります。また、転職への期待が大きい分、失望や不満を感じることも少なくありません。
 経験者に対しては、入職後約半年間、「チューター」がついて、計画的、段階的に指導を進めます。また、困っていること、悩んでいることがないか確認し、相談に乗る役割もあります。もちろん、部署の「教育委員」「看護師長」「副看護師長」、そして「教育担当師長」も連携して、経験者の適応と成長をサポートします。
 経験者・中途採用者は、採用時研修、フォローアップ研修を受けた後、自分の能力に合ったキャリアラダーにエントリーすることができます。また、ラダー研修以外にも、看護技術、専門領域のさまざまな研修が開催されていますので、知識や技術をブラッシュアップできます。

メンタルヘルス

 新卒者、経験者を問わず、新しい環境、新しい役割への適応は大きなストレスを伴います。心理の専門家によるカウンセリングや教育担当看護師長によるフォローアップ体制をとっています。もちろん、看護部管理室や産業医もサポートします。